トヨタが取り扱っているEV(電動車)を紹介!補助金や選び方も徹底解説
BEVEVFCEVHEVPHEV電動車
2025/08/04

環境への配慮やガソリン価格の高騰を背景に、電動車(EV)への関心が高まっています。
長年ハイブリッド車で市場をリードしてきたトヨタも、本格的に電気自動車のラインナップを広げています。

しかし、「トヨタの電動車にはどんな車種があるの?」「自分に合った一台はどれだろう?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、トヨタが現在販売している電動車の全ラインナップから、プラグインハイブリッド車などの電気自動車まで詳しく解説します。
さらに、購入時に利用できる補助金制度や、後悔しないための選び方のポイントまでご紹介します。

トヨタが取り扱っているEV(電動車)の種類

現在、トヨタには全部で4種類のEV(電動車)があります。
まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

区分 主な特徴
電気自動車(BEV) 電力のみを使用して走行します。
プラグインハイブリッド自動車(PHEV) ガソリンと電力の両方を使用して走行します。
燃料電池自動車(FCEV) 水素を燃料として発電し、その電力で走行します。
ハイブリッド自動車(HEV) ガソリンと電力の両方を使用して走行します。

 

SUVタイプの本格EV「bZ4X」

bZ4Xは、現在トヨタが販売している唯一の電気自動車です。
BEV専用のプラットフォームを採用することで、低重心で安定した走りと、広々とした室内空間を実現しています。

スタイリッシュなデザインと力強い走行性能を兼ね備えており、ファミリーでのレジャーから日常の買い物まで、幅広いシーンで活躍する一台です。

トヨタは、CO2排出量削減に向けて多様な選択肢を提供する「マルチパスウェイ」という考え方を掲げています。
そのため、電気自動車(BEV)だけでなく、プラグインハイブリッド車(PHEV)や燃料電池車(FCEV)の開発にも力を入れています。

プラグインハイブリッド車(PHEV)の代表車種

PHEVは、外部からバッテリーを充電できるハイブリッド車です。
普段は電気だけで走行し、長距離の移動時にはエンジンを併用できるため、「電欠」の心配がないのが最大の魅力です。

トヨタでは、「プリウス」や「RAV4」といった人気車種にPHEVモデルを設定しています。
日常の利用シーンと航続距離への不安のバランスを取りたい方におすすめです。

車種名 特徴 こんな人におすすめ
プリウス PHEV 洗練されたデザインと
高い燃費性能
市街地での走行する機会が多く、たまの遠出も楽しみたい方
RAV4 PHEV SUVならではの
力強い走りと積載性
アウトドアなどのアクティブな趣味を、環境に配慮しながら楽しみたい方
ハリアー PHEV 上質で高級感のある内外装 日常から特別なシーンまで、快適でプレミアムな走りを楽しみたい方

 

水素で走る燃料電池車(FCEV)「MIRAI」「クラウン」

FCEVは、水素と酸素の化学反応で電気を作り出し、モーターを駆動させて走る車です。
走行中に排出するのは水だけで、究極のエコカーとも言われています。

トヨタの「MIRAI」は、FCEVの代表格であり、短い水素充填時間で長い航続距離を実現しています。
新しい技術や未来のカーライフに興味がある方に、ぜひ注目してほしい一台です。

ハイブリッド車も電動車のひとつ

HEVは、エンジンとモーターを組み合わせた駆動方式で、優れた燃費性能とスムーズな走りを両立する車です。
外部充電が不要なため、通常のガソリン車と同じように扱え、手軽に電動車のメリットを享受できるのが特徴です。

「アクア」や「ヤリス」「カローラ」「アルファード」など、多くの人気車種にハイブリッドモデルが設定されており、幅広いニーズに応えています。
低燃費で経済的なうえ、モーターならではの静かで滑らかな加速感は、日常のドライブをより快適なものにしてくれるでしょう。

環境性能と使いやすさのバランスが取れたHEVは、今もっとも現実的な選択肢のひとつです。

トヨタのEV(電動車)を選ぶメリット

数あるメーカーの中からトヨタのEVを選ぶことには、どのような利点があるのでしょうか。
ここでは、主な3つのメリットをご紹介します。

長年のハイブリッド開発で培った高い信頼性

トヨタは、世界に先駆けて量産ハイブリッド車「プリウス」を発売して以来、25年以上にわたり電動車の開発をリードしてきました。
モーターやバッテリー、制御システムといった電動化のコア技術において、長年培ってきた経験とノウハウがあります。
この技術的な蓄積が、トヨタのEVの品質と信頼性の高さを支えています。

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多様な選択肢を提供する「マルチパスウェイ戦略」

前述の通り、トヨタはBEVだけでなく、HEV、PHEV、FCEVといった多様な電動車を開発・提供しています。
これは、エネルギー事情やお客様のニーズが地域によって異なることを踏まえ、最適な選択肢を提供したいという「マルチパスウェイ戦略」に基づいています。

ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて、最適な電動車を選ぶことが可能です。

購入前に知っておきたい!補助金と税金の優遇制度

電動車(EV)の購入時には、国や地方自治体が実施している補助金制度や、税金の優遇措置を活用することで、初期費用を大幅に抑えることが可能です。

国から受けられる「CEV補助金」の概要

CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)は、環境性能に優れた車の普及を目的とした国の制度です。
BEVやPHEV、FCEVなどを購入する際に、車種や性能に応じて一定額の補助金が交付されます。
例えばトヨタのbZ4Xの場合、数十万円の補助金が受けられる場合があります。

年度ごとに予算や条件が変更されるため、常に最新の情報を確認することが大切です。

お住まいの自治体独自の補助金制度も確認

国の補助金に加えて、都道府県や市区町村が独自に補助金制度を設けている場合があります。
国の制度と併用できるケースも多く、組み合わせることでさらに購入負担を軽減できます。

お住まいの自治体のウェブサイトなどで、利用できる制度がないか必ずチェックしましょう。

環境性能割や自動車重量税の免税措置

EVは、購入時にかかる「環境性能割」と、車検時にかかる「自動車重量税」が免税となります。
これらの税金は数万円から十数万円になることもあるため、大きな節約効果が期待できます。

自分に合った一台を見つける!トヨタEVの選び方

多様な電動車の中から、自分にとって最適な一台を選ぶにはどうすればよいのでしょうか。
以下の3つのポイントに沿って考えてみましょう。

主な用途と航続距離で選ぶ

まずは、車を主にどのような目的で使うかを明確にしましょう。
毎日の通勤や近所での買い物が中心であれば、BEVでも航続距離を心配する必要はありません。

一方で、週末に長距離ドライブや旅行へ頻繁に出かけるのであれば、航続距離の長いモデルや、いざという時にエンジンが使えるPHEVやHEVが安心です。

自宅の充電環境を確認する

BEVを快適に利用するためには、自宅での充電環境が非常に重要です。

戸建てにお住まいで専用の駐車場があれば、200Vの普通充電コンセントや充電器の設置を検討しましょう。
集合住宅の場合は、管理組合に充電器の設置が可能かを確認する必要があります。
自宅での充電が難しい場合は、PHEVを選択肢に入れるのが現実的かもしれません。

技術の新しさや環境性能で選ぶ

最先端の技術に魅力を感じる方や、環境負荷をできるだけ減らしたいと考えている方には、FCEVという選択肢があります。
水素を燃料として走行するFCEVは、走行中に排出するのは水だけであり、CO₂を一切出さないため、究極のエコカーともいわれています。

また、水素の充填時間はガソリン車と同程度の数分程度と非常に短く、長距離ドライブにも対応できる実用性を備えています。

水素ステーションの整備状況は地域によって異なりますが、最新の技術に興味がある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

まとめ

この記事では、トヨタのEV(電動車)について、その種類から代表車種、選び方のポイントまで幅広く解説しました。
トヨタは長年培ってきた高い技術力を背景に、HEVだけでなく、BEVやPHEV、FCEVまで、多様な電動車を提供しています。

ご自身のライフスタイルや価値観に合った一台を見つけるためには、補助金制度や充電環境といった情報も踏まえながら、総合的に検討することが重要です。
ぜひこの記事を参考に、あなたのカーライフをより豊かにする一台を見つけてください。

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