
トヨタの人気SUV「カローラクロス」。
スタイリッシュなデザインと使い勝手の良さで注目されていますが、実際に購入を検討する上で気になるのはやはり「燃費」ではないでしょうか。
この記事では、カローラクロスのカタログ燃費から、室内空間や安全装備などの魅力も詳しく解説していきます。
あなたの愛車選びの参考になれば幸いです。
カローラクロスのカタログ燃費をチェック
カローラクロスの燃費性能は、パワートレインや駆動方式によって異なります。
まずは、メーカーが公表しているカタログ燃費(WLTCモード)を見ていきましょう。
WLTCモードは、「市街地」「郊外」「高速道路」の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な燃費測定基準です。
ハイブリッド車の燃費(2WD・E-Four)
2025年5月に行われたマイナーチェンジにて、カローラクロスはガソリン車が廃止され、ハイブリッド車のみの設定となりました。
カローラクロスのハイブリッド車は、優れた燃費性能が大きな魅力です。
2023年10月以降、2WD(前輪駆動)とE-Four(電気式4WDシステム)が設定されています。
2WDモデルのWLTCモード燃費は、26.4km/Lです。
内訳を見ると、市街地モードで26.1km/L、郊外モードで28.7km/L、高速道路モードで25.2km/Lとなっています。
一方、E-FourモデルのWLTCモード燃費は24.6km/Lです。
こちらの内訳は、市街地モードで23.1km/L、郊外モードで26.8km/L、高速道路モードで23.9km/Lとなります。
雪道や坂道など、より安定した走行性能を求める方にはE-Fourが適していますが、燃費性能では2WDに若干分があります。
※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
※WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは、高速道路等での走行を想定しています。
グレード別の燃費
カローラクロスには、「Z」、「S」、「G」、「GR SPORT」の4つのグレードが設定されています。
2.0Lエンジンを搭載したGR SPORTグレードはE-Fourのみ、1.8Lエンジンを搭載したその他のグレードでは2WDとE-Fourが選択可能です。
ここでは、特に燃費性能の高い「Z」、「S」、「G」グレードをご紹介いたします。
同じ駆動方式であれば、「Z」、「S」、「G」グレードの間に燃費性能の差はありません。
カローラクロスの燃費が良い理由とは?
カローラクロスが優れた燃費性能を実現している背景には、トヨタの最新技術が投入されている点が挙げられます。
進化したハイブリッドシステムの効果
カローラクロスのハイブリッド車には、効率を徹底的に追求した1.8L 2ZR-FXE エンジンと、小型・軽量化された高性能モーター、そしてリチウムイオン電池が組み合わされています。
すべての電動モジュールを刷新したことにより、システム全体の高効率化を達成し、低燃費とスムーズな加速フィーリングを両立しています。
発進時や低速走行時はモーターのみで静かに走行し、加速時や登坂時にはエンジンとモーターの力を最適に制御することで、無駄な燃料消費を抑えます。
軽量高剛性ボディと空力性能
カローラクロスは、TNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォームを採用しています。
これにより、軽量でありながら高いボディ剛性を確保し、優れた操縦安定性と乗り心地、そして燃費性能の向上に貢献しています。
カローラクロスの燃費以外の魅力
カローラクロスは、燃費性能の高さだけでなく、他にも多くの魅力を持っています。
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カローラクロスのカラー選び完全ガイド
SUVらしい力強い走行性能
カローラクロスのハイブリッド車は、モーターアシストによってスムーズで力強い加速を実現しています。
TNGAプラットフォームによる低重心化と高剛性ボディは、安定したコーナリングと快適な乗り心地を実現しています。
最小回転半径も5.2mと、取り回しの良さも魅力です。
使い勝手の良い広い室内空間と荷室
カローラクロスは、大人5人が快適に乗車できるゆとりのある室内空間を確保しています。
後席も足元や頭上空間に余裕があり、長距離ドライブでも疲れにくい設計です。
ラゲージスペースは、5名乗車時でもクラストップレベル※1の487L※2を誇り、日常の買い物からアウトドアレジャーまで幅広く対応します。
※1 コンパクトSUVクラスでの比較。2021年9月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
※2 VDA法による社内測定値。スペアタイヤまたはアクセサリーコンセント装着車、E-Fourは荷室容量が異なります。
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カローラクロスの車内は本当に広い?収納・快適性・シートアレンジを徹底チェック!
充実した先進安全装備
トヨタのカローラクロスは、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ)やレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)など、多彩な機能でドライバーをサポートし、安全運転を支援します。
まとめ
今回は、カローラクロスの燃費性能について、カタログ燃費、実燃費、そして燃費以外の魅力まで幅広く解説しました。
ご自身の年間走行距離や主な使用用途、そして予算などを総合的に考慮し、2WD車とE-Fourのどちらが最適か、また必要な装備が付いたグレードはどれか、じっくりと比較検討してみてください。