トヨタが展開する新しいクラウンシリーズの中でも、ひときわスポーティで躍動的なデザインを持つクラウンスポーツ。
外観の美しさに惹かれて購入を検討しているものの、SUVとしての実用性や車内空間の広さが十分であるか気になっている方は多いのではないでしょうか。
クラウンスポーツの車内空間は、運転に集中できる特別な空間設計と、同乗者がくつろげる快適性を高い次元で両立しています。
週末のドライブから日常のお買い物まで、多彩なライフスタイルに寄り添う工夫が随所に施されています。
この記事では、クラウンスポーツの室内の広さや内装デザインの魅力について詳しく解説します。
あわせて、荷室の容量や使い勝手についても紹介します。
クラウンスポーツの車内空間の広さは?
クラウンスポーツの車内空間は、スポーティな外観からは想像しにくいほどのゆとりを確保しています。
デザイン性と居住性を両立させるために、綿密なパッケージングが行われています。
ここでは、具体的な室内寸法や座席のゆとりについて詳しく解説します。
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室内の寸法を他モデルと比較
クラウンスポーツの室内は、大人が快適に過ごせる十分な寸法を持っています。
同シリーズのクラウンクロスオーバーと比較すると、それぞれの車両キャラクターに合わせた設計の違いが見えてきます。
クラウンスポーツの室内長は1,850mm〜1,855mm、室内幅は1,540mm、室内高は1,175mm※1です。
一方のクラウンクロスオーバーは、室内長が1,980mmと長めに設定されています。
これは、クラウンスポーツがよりパーソナルな空間とスポーティな走りを楽しむために、ホイールベースを短く設計していることが影響しています。
数値上はクラウンクロスオーバーより少し短くなりますが、頭上や肩回りの空間は十分に確保されており、圧迫感を感じさせない工夫が凝らされています。
| 測定箇所 | クラウンスポーツ | クラウンクロスオーバー |
| 室内長 | Z:1,850mm、RS:1,855mm | 1,980mm |
| 室内幅 | 1,540mm | 1,540mm |
| 室内高 | 1,175mm※1 | 1,170mm※2 |
※1. パノラマルーフを装着した場合、室内高は1,145mmとなります。
※2. パノラマルーフを装着した場合、室内高は1,125mmとなります。
■室内寸法はトヨタ自動車(株)の測定値です。
前席と後部座席のゆとりを検証
前席は、足を自然に伸ばせる十分なスペースが確保されています。
ヒップポイントが高めに設定されているため、長時間の運転でも疲れにくい姿勢を保つことができます。
後部座席についても、乗員がリラックスできる空間が広がっています。
前後シートの間隔にも十分なゆとりがあり、大人が座っても膝前に十分なスペースが残ります。
また、シートの背もたれからドアトリムにかけてシームレスに繋がるラウンジデザインが採用されており、乗員を優しく包み込むような安心感を提供しています。
さらに、クラウンスポーツでは、トヨタ車初となる調音天井が採用されています。これにより室内の音が適切に反射し、走行中でも前席と後席の乗員がスムーズに会話を楽しむことができます。
クラウンスポーツの内装デザインの魅力
クラウンスポーツの車内空間において、最大の魅力と言えるのが内装のデザインです。
ドライバーの運転に対するモチベーションを高める要素と、同乗者をもてなす要素がバランスよく調和しています。
運転に集中できるアシンメトリー空間
クラウンスポーツのフロントシート周りは、運転席側と助手席側でデザインが異なるアシンメトリーな空間設計が採用されています。
運転席側は、メーターパネルからセンターコンソールにかけて操作系を集約し、ブラックを基調とした色使いで引き締まった印象を与えます。
これにより、ドライバーは道路から視線を大きく外すことなく、車速やナビゲーションの案内を確認できます。
島のように各種機能を配置するアイランドアーキテクチャーの思想が取り入れられており、直感的な操作が可能です。
対する助手席側は、特別な素材や配色を用いることで、明るく開放的な雰囲気を演出しています。
運転席の緊張感とは対照的に、同乗者が心からくつろげる居心地の良い空間が広がっています。
上質さを演出するシート素材と質感
シートの素材や仕立ても、クラウンスポーツの車内空間を上質に引き立てています。
ハイブリッド車のSPORT Zグレードでは、肌触りの良い本革を用いたスポーティシートが採用されています。
このシートには、ヘッドレストまで回り込んだ特徴的な縁取りや、精緻なダブルステッチ、さらにはキルティング加工など、非常に手の込んだ装飾が施されています。
見た目の美しさだけでなく、体をしっかりとホールドする機能性も兼ね備えています。
プラグインハイブリッド車のSPORT RSグレードでは、より走りを意識したスポーツシートが装備されます。
どちらのモデルも、クラウンという名にふさわしい高級感と、スポーツという名が示す躍動感を見事に表現しています。
選択できる内装カラーの種類
クラウンスポーツでは、グレードに応じて複数の内装カラーが用意されています。
ボディカラーとの組み合わせを考えながら、自分好みの車内空間を作り上げることができます。
標準的なブラックの内装は、どのようなボディカラーにも馴染み、落ち着いた大人の空間を演出します。
一方で、サンドブラウンを選択すると、アシンメトリーなデザインがより一層際立ち、華やかでモダンな印象になります。
プラグインハイブリッド車専用のブラックとセンシュアルレッドの組み合わせは、スポーティな感情を強く刺激します。
赤いアクセントカラーが、特別なクルマに乗っているという高揚感を高めてくれます。
| 内装カラー | 主な特徴 | 設定グレード |
| ブラック | 落ち着きのある標準的な配色 | 全グレード |
| サンドブラウン※1 | アシンメトリーを際立たせる華やかな配色 | SPORT Z |
| ブラック&センシュアルレッド※2 | スポーティな走りを予感させる専用配色 | SPORT RS |
※1. インストルメントパネル、センターコンソールボックス、ドアトリムもブラウンになります。
※2. ブラックレッドパッケージ(内装色ブラック&センシュアルレッド)はメーカーオプションとなります。ブラックレッドパッケージ(内装色ブラック&センシュアルレッド)を選択した場合、インストルメントパネル、センターコンソールボックス、ドアトリム(助手席側)のほかステアリングホイールステッチ、シートベルトがレッドとなります。
クラウンスポーツの運転席周りの使い勝手
車内空間の良さは、広さやデザインだけでなく、実際の使い勝手によっても大きく左右されます。
クラウンスポーツは、先進的な装備をわかりやすく配置することで、日々の運転を強力にサポートします。
| 機能名称 | 役割 | もたらす効果 |
| カラーヘッドアップディスプレイ | 運転情報をガラスに投影 | 視線移動の軽減と安全性の向上 |
| パワーイージーアクセスシステム※1 | 運転席が自動で後方にスライド | スムーズで負担の少ない乗り降り |
| 前席シートベンチレーション※2 | 座面から風を送る | 夏場でも蒸れにくく快適な座り心地 |
※1. SPORT RS、SPORT Zに標準装備。SPORT Gにはシートスライド機能はなく、チルト・テレスコピックのみが標準装備。
※2. SPORT RS、SPORT Zに標準装備。
視線移動を抑えるディスプレイ配置
運転席の正面には、12.3インチのTFTカラーメーターが配置されています。
必要な情報が鮮明に表示されるため、走行中の車両状態を瞬時に把握することができます。
さらに、フロントガラスに情報を投影するカラーヘッドアップディスプレイも搭載されています。
これにより、ドライバーは道路から視線を大きく外すことなく、車速やナビゲーションの案内を確認することができます。
センターコンソールには、コネクティッドナビに対応した12.3インチのディスプレイオーディオが備わっており、スマートフォン感覚でスムーズに操作することが可能です。
各種スイッチ類も水平方向に整理して配置されているため、運転中でも直感的に手を伸ばしやすい設計です。
快適な乗り降りをサポートする機能
SUVは車高が高いため、乗り降りに不安を感じる方もいらっしゃいます。
しかし、クラウンスポーツは高めのヒップポイントを活かし、腰の上下移動を少なくすることで、自然な姿勢で乗り降りできる設計となっています。
さらに、足元周辺の段差やロッカーの形状にも工夫が凝らされており、靴が引っかかりにくく、スムーズに足を出せるように設計されています。
運転席には、乗降時にシートが自動的に後方へスライドし、ハンドルが奥や上方へ移動するパワーイージーアクセスシステム※が備わっています。
これにより、ハンドルと体の間に余裕が生まれ、乗り降りの際の負担が軽減されます。
※シートスライド機能はSPORT RS、SPORT Zにのみ標準装備。
また、前席シートヒーターや前席シートベンチレーションもSPORT RS・SPORT Zに標準で装備されているため、季節を問わず快適な座り心地を保つことができます。
クラウンスポーツの荷室(ラゲージルーム)の広さ
家族での旅行や趣味のアウトドアなど、SUVに求められる重要な要素が荷室の収納力です。
クラウンスポーツの荷室は、美しい外観デザインを損なうことなく、実用的な空間を確保しています。
日常使いからレジャーまで対応する容量
クラウンスポーツの荷室容量は、後部座席を使用した通常の状態で約397L※1確保されています。
この状態でも、9.5インチのゴルフバッグを1個※2積載することが可能です。
日常の買い物や小旅行の荷物であれば、余裕を持って収めることができます。
※1. トヨタ自動車(株)の測定値。
さらに多くの荷物を積みたい場合は、後部座席の背もたれを前に倒すことで、荷室空間を大幅に拡張することができます。
シートを倒した状態では、最大でゴルフバッグを4個※2まで収納できるほどのスペースが生まれます。
※2. ゴルフバッグの形状によっては収納できない場合があります。詳しくは実車にてご確認いただくか、「トヨタモビリティ帯広」のスタッフへお尋ねください。
フロア面もフラットに近い状態になるため、段ボール箱などの大きな荷物や、キャンプ用品などの形状が不規則な荷物も安定して積み込めます。
ハンズフリーパワーバックドアの利便性
荷室の利便性を大きく高めているのが、ハンズフリーパワーバックドア※の存在です。
※SPORT RS、SPORT Zに標準装備。
スマートキーを携帯していれば、リアバンパーの下に足先を出し入れするだけで、バックドアが自動で開閉します。
雨の日に傘をさしている時や、両手いっぱいに買い物袋を持っている時など、手を使ってドアを開けるのが難しい場面で役立ちます。
また、バックドアが停止する位置をあらかじめメモリーさせておく機能も備わっています。
自宅の駐車場の天井が低い場合など、バックドアが全開になってぶつかるのを防げます。
細やかな配慮が行き届いた機能が、車内空間全体の使い勝手を向上させています。
| 荷室の状態 | ラゲージ容量※1 | ゴルフバッグ積載目安※2 |
| 後部座席使用時 | 約397L | 1個 |
| 後部座席格納時 | 約1,159L | 最大4個 |
| スペアタイヤ装着時(後部座席使用時) | 約346L | 形状により異なる |
※1. トヨタ自動車(株)の測定値。
※2. 9.5インチゴルフバッグの場合。ゴルフバッグの形状によっては収納できない場合があります。詳しくは実車にてご確認いただくか、「トヨタモビリティ帯広」のスタッフへお尋ねください。
クラウンスポーツの車内空間における注意点
魅力あふれるクラウンスポーツの車内空間ですが、購入前に確認しておきたい注意点もいくつか存在します。
自身の使い方と照らし合わせることで、後悔のない車選びをすることができます。
| 装備名称 | 装着による影響 | 対策や利点 |
| パノラマルーフ※ | 室内高が30mm低くなる | 圧倒的な開放感と採光性が得られる |
| 傾斜したリアウィンドウ | 物理的な後方視界が狭くなる | デジタルインナーミラーでクリアな視界を確保 |
| 21インチの大径タイヤ | 車両全体の全高が高くなる | 高めの着座位置により前方の見晴らしが良くなる |
※SPORT RS、SPORT Zにメーカーオプション。
パノラマルーフ装着時の室内高の変化
クラウンスポーツでは、室内に圧倒的な開放感をもたらす電動シェード付きパノラマルーフをオプション(SPORT RS、SPORT Z)で選択することができます。
広大なガラス屋根から自然光が降り注ぎ、心地よいドライブを楽しむことができる人気の装備です。
しかし、パノラマルーフを装着した場合、屋根の内部構造の関係で室内高が標準状態よりも少し低くなります。
標準時の室内高が1,175mmであるのに対し、パノラマルーフ装着時は1,145mmとなります(トヨタ自動車(株)の測定値)。
その差は30mmですが、座高が高い方や後部座席によく乗車される方にとっては、頭上の空間にわずかな違いを感じる可能性があります。
実車を確認する際には、この点にも注意して座り心地を確かめることをおすすめします。
後方視界の確保とデジタルインナーミラー
クラウンスポーツの外観デザインは、リアウィンドウの傾斜が強く、リアフェンダーが大きく張り出しているのが特徴です。
この美しいスタイリングのかわりに、ルームミラー越しの後方視界がやや狭く感じられる場合があります。
特に、後部座席に人が乗っている時や、荷室に背の高い荷物を積んでいる時は、後方の状況を直接目で確認するのが難しくなります。
この問題を解決するために、クラウンスポーツにはデジタルインナーミラーが標準装備※されています。
※SPORT RS、SPORT Zに標準装備。SPORT Gにはメーカーオプション。
車両後方に搭載されたカメラの映像をルームミラーに映し出すことで、荷物や乗員に遮られることなく、クリアで広範囲な後方視界を常に確保できます。
まとめ
この記事の要点をまとめます。
・スポーティな外観でありながら、十分なゆとりと快適性を備えた車内空間
・運転への集中と同乗者のくつろぎを両立するアシンメトリーな内装デザイン
・視線移動を抑えるディスプレイ配置や乗降サポート機能による優れた使い勝手
・ハンズフリーパワーバックドアを備え(SPORT RS、SPORT Z)、日常からレジャーまで対応する実用的な荷室容量
・パノラマルーフ装着時の室内高の変化や、後方視界の狭さに関する事前確認の重要性
ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、ぜひディーラーで実際の広さや上質な質感を体感してみてください。
