
トヨタの人気SUV、ハリアー。
その洗練されたデザインに魅力を感じる方は多い一方で、「実際のハリアーの車内空間はどれくらい広いのかな?」「家族で使うには十分な広さがある?」「荷物はしっかり積める?」といった点は、購入を検討する上で非常に気になるポイントではないでしょうか。
デザインの美しさだけでなく、実用面での車内空間の広さや使い勝手は、満足のいくカーライフを送るために欠かせません。
この記事では、ハリアーの車内空間の「広さ」に注目し、具体的な室内寸法、前席・後部座席の居住性、そして荷室の容量や収納について、ポイントを絞って分かりやすく解説します。
ハリアーの車内空間は広い?基本の室内寸法を確認
ここではまず、ハリアーの基本的な室内寸法について、具体的な数値とともに紹介いたします。
ハリアーの室内長・室内幅・室内高の主要数値
室内寸法 | ハリアーの数値 | 主な影響箇所 |
室内長 | 1,880mm | 前後席の足元空間 |
室内幅 | 1,520mm | 乗員間の左右空間 |
室内高 | 1,215mm※ | 乗員の頭上空間 |
数値はトヨタ自動車(株)測定値です。
※Z/Z“Leather Package”グレードにおいて、調光パノラマルーフを装着した場合、室内高は1,185mmとなります。
これらの数値は、高級クロスオーバーSUVとしてバランスの取れたもので、特に室内幅は比較的ゆとりがあるため、横方向の圧迫感を軽減しています。
乗車定員と快適に乗れる人数の目安
ハリアーの乗車定員は5名です。
前席2名、後部座席3名という構成になります。
後部座席は大人が座っても快適に過ごすことができ、隅々まで行き届いたトヨタの先進技術により、高級感を感じさせる乗車体験が可能です。
ハリアーの前席・後部座席の広さと快適性ポイント
次に、ドライバーや同乗者が多くの時間を過ごす前席と後部座席の広さ、そして快適性に関するポイントを見ていきましょう。
運転席・助手席のスペース感とシートの特徴
ハリアーの運転席および助手席は、十分なスペースが確保されています。
シートは乗員の体をしっかりと支える形状で、長時間の運転でも疲れにくいよう配慮されています。
足元空間(レッグルーム)も広々としており、頭上空間(ヘッドクリアランス)にも余裕があります。
後部座席の足元・頭上空間の広さの具体的なイメージ
ハリアーの後部座席は、スタイリッシュなエクステリアデザインながら、居住性も考慮されています。
ホイールベース(前輪と後輪の間の距離)が2,690mmと比較的長いため、後部座席の足元スペースには十分なゆとりがあります。
大人が座っても膝の前にスペースがあり、足を組むことも可能です。
頭上空間は、ルーフラインが後方に向かってなだらかに下降しているため、圧迫感を感じることなく過ごすことができます。
後部座席のリクライニングと主要な快適装備
ハリアーの後部座席のリクライニングは、シンプルな操作によりラクラクと行うことができます。
乗員の好みに合わせてシートバックの角度を調整でき、リラックスした姿勢をとることが可能です。
また、後部座席用の快適装備として、センターアームレストにドリンクホルダー、前席センターコンソール後部にはUSB充電ポートが全車に標準装備されており、移動中の利便性を高めています。
ハリアーの荷室(ラゲージスペース)の広さと使い勝手
SUVを選ぶ上で重要なポイントとなるのが、荷室の広さと使い勝手です。
ハリアーのラゲージスペースの主な特徴を見ていきましょう。
荷室容量はどのくらい?通常時と拡大時を説明
ハリアーの広くフラットな荷室には、リヤシートを使用した5名乗車時においてもゴルフバッグ3個※を収納することができます。
後部座席を倒すことでより広い荷室を確保でき、日常の買い物から週末のレジャーでも問題なく対応できる十分な広さです。
※9.5インチゴルフバッグ。ゴルフバッグの形状によっては収納できない場合があります。詳しくはスタッフへお尋ねください。
便利な6:4分割リヤシートとデッキ下収納
ハリアーのリヤシートは、左右席が6:4の割合で分割して倒せる方式を採用しています。
これにより、乗車人数や荷物の大きさに合わせて柔軟に荷室空間をアレンジできます。
また、荷室の床下にはスライド式のデッキボックス※も備わっており、洗車用品や小物などを整理して収納するのに便利です。
※デッキボックスはZ“Leather Package”、Z(ハイブリッド車・ガソリン車)、G(ハイブリッド車・ガソリン車)に標準装備。
PHEVでは、デッキボックスの代わりに充電ケーブル用の収納スペースを設置しています。
ハリアーの主な車内収納スペースをチェック
車内の快適性を高めるためには、小物類をすっきりと収納できるスペースも重要です。ハリアーの主な収納スペースを見ていきましょう。
前席周りの収納スペース
運転席・助手席周りには、日常的に使う小物を収納するのに便利なスペースが用意されています。
主に車検証などを収納できるグローブボックス、アームレストとしても機能するセンターコンソールボックス、スマートフォンなどを置けるオープントレイ、ペットボトルも入るドアポケットなどがあります。
後部座席周りの収納スペース
後部座席の乗員のためにも、使いやすい収納スペースが確保されています。
左右のドアにはドアポケット(ペットボトルホルダー付き)、前席シートの背面にはシートバックポケット、そして後席中央に引き出して使えるリアセンターアームレストにはカップホルダーが2口付いています。
グレードによる車内空間の違いは?
ハリアーには複数のグレードが設定されていますが、基本的な車内空間の広さ(寸法)は全グレード共通です。
しかし、選択するグレードによって内装の質感や快適装備が異なり、車内で過ごす際の体験が変わってきます。
シート素材と内装色の主なバリエーション
グレードに応じて、シート素材や内装色が異なります。
シート表面は、「G」グレードや「Z」グレード(ハイブリッド車・ガソリン車)ではファブリック+合成皮革であり、「Z“Leather Package”」グレードやZ(PHEV)では、本革仕様※の設定です。
※本革シートのシートサイドとシートバックの一部に合成皮革を使用しています。
内装色もブラックやブラウン、PHEVではレッドが設定されるなど、より上質で特別感のある空間を選ぶことができます。
調光パノラマルーフの有無と設定グレード
車内空間の開放感を格段に高める装備として「調光パノラマルーフ」があります。
これは「Z」グレードおよび「Z “Leather Package”」グレードにおいて、メーカーオプションとして選択可能です。
広大なガラスルーフから自然光が差し込み、電動シェードを開いた状態でも瞬時に調光できるため、快適な明るさを保つことができます。
ハリアー車内空間のメリットを整理
ハリアーの車内空間の主なメリットは、スタイリッシュな外観ながら実用的な広さを確保している点、上質な内装と快適なシート、そして十分な荷室容量と使いやすい収納スペースを備えていることです。
特に前席のゆとりや後席足元の広さは魅力的です。
まとめ
ハリアーの車内空間は、美しいデザインと実用的な広さ、上質な快適性を高い次元でバランスよく設計されています。
日常の使い勝手とドライブの楽しさを両立させたい方、そして上質な空間で家族や友人との移動時間をより豊かなものにしたい方に特におすすめです。