bZ4Xの走行性能を徹底解説!加速と安定性を両立した走りの実力とは?
bZ4Xの走行性能を徹底解説!加速性と安定性を両立した走りの実力とは?
BEVbZ4X
2025/11/21

トヨタ初の本格的な電気自動車(BEV)として注目を集める「bZ4X」。
先進的なデザインや環境性能の高さはもちろんですが、多くの方が気になるのはその「走行性能」ではないでしょうか。

BEVならではの静かで力強い走りは、従来のガソリン車とはまったく異なる新しい運転体験を提供します。

この記事では、bZ4Xが持つ走行性能の魅力や、それを支える技術、そして利用シーンに応じたグレードの選び方まで、詳しく解説します。

トヨタbZ4Xとは?基本性能を紹介

トヨタbZ4Xは、BEV(バッテリー式電気自動車)専用に開発されたプラットフォームを採用した、ブランド初の本格的な電気自動車です。

SUVならではの力強いデザインと、電気自動車ならではの滑らかで静かな走行性能を両立させているのが特徴です。
毎日の移動から休日のレジャーまで、幅広いシーンで活躍する一台と言えます。

BEVならではの滑らかな走りを実現したSUV

bZ4Xの優れた走行性能は、BEV専用プラットフォーム「e-TNGA」によって支えられています。

薄型の大容量バッテリーを床下に配置することで、低重心化と高いボディ剛性を実現しました。
ドライバーの操作に素直に反応し、安定感のあるコーナリングと快適な乗り心地を両立させています。

電気モーターの特性を活かした、アクセルを踏んだ瞬間からスムーズに立ち上がるレスポンスの良さも魅力です。
発進時から力強い加速を意のままに引き出せるため、市街地から高速道路まで、あらゆる場面で静かで滑らかなドライブを楽しめます。

グレード別の基本スペックと価格

bZ4Xには、充実装備の「Z」と基本装備の「G」という2つのグレードが設定されています。
どちらのグレードでも、前輪駆動の「FWD」と、四輪駆動の「4WD」を選択でき、ライフスタイルや走行環境に合わせて最適な一台を選べます。

車両本体価格(消費税込み)は、GグレードのFWDが480万円です。
上級グレードであるZは、FWDが550万円、4WDが600万円に設定されています。

■価格はメーカー希望小売価格<(消費税10%込み)'25年10月現在のもの>で参考価格です。価格は販売店が独自に定めていますので、詳しくは各販売店にお尋ねください。自動車リサイクル法の施行により、リサイクル料金が別途必要となります。

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bZ4Xの走行性能を支える5つの特徴

トヨタbZ4Xは、BEVならではの静かで滑らかな走りに加え、SUVとしての力強さや安定性も兼ね備えています。
その優れた走行性能は、BEV専用に開発されたプラットフォームや、モーター駆動の特性を最大限に活かす先進技術によって支えられています。

ここでは、bZ4Xの走りの魅力を構成する5つの特徴を詳しく解説します。
bZ4Xの走行性能に関わる主要スペックは以下の通りです。

項目 Zグレード Gグレード
フロントモーター最高出力 167kW(227PS) 124kW(169PS)
フロントモーター最大トルク 268N・m
最小回転半径 5.6m
サスペンション(前) マクファーソンストラット式コイルスプリング
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング

特徴1:eAxleが伸びやかなフィーリングを実現している

bZ4Xの心地よい加速感は、モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した駆動ユニット「eAxle(イーアクスル)」によって生み出されます。
このeAxleが、アクセル操作に対して遅れなく、ダイレクトに駆動力を伝えるため、発進時からスムーズで伸びやかな加速を体感できます。

まるで意のままに車を操っているかのようなレスポンスは、BEVならではの魅力です。

特徴2:低重心パッケージが優れた安定性をもたらす

bZ4Xは、BEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用しています。

薄型の大容量バッテリーを床下に平たく配置することで、車の重心を低く抑えることに成功しました。
低重心パッケージと高いボディ剛性により、コーナリング時や高速走行時でも車体が安定し、ドライバーに安心感を与えます。

SUVらしい力強さを備えつつ、ふらつきの少ない安定した走りと快適な乗り心地を実現しています。

特徴3:回生ブレーキがストレスフリーな減速を可能にする

bZ4Xには、アクセルを離した際の減速の強さを調整できる回生ブレーキシステムが搭載されています。

ステアリングに備えられたパドルスイッチを操作することで、4段階に減速度を選択可能です。
アクセルペダルの操作だけで速度をコントロールしやすくなり、ブレーキペダルへの踏み替え頻度を減らせます。

運転時のストレスが軽減されるだけでなく、減速時のエネルギーを効率よく電力として回収できます。

特徴4:最小回転半径5.6mで取り回しやすい

bZ4Xは全長4,690mm、全幅1,860mm※というクロスオーバーSUVらしいサイズ感ながら、最小回転半径は5.6mを実現しています。

※充電ポート(充電リッド)を全開にした状態の最大値は、2,115mmとなります(社内測定値)。

市街地の狭い路地での右左折や、駐車時の切り返しなどがスムーズに行えます。
日常生活における運転のしやすさにも配慮されており、ボディサイズの大きさを感じさせない軽快な取り回しが可能です。

特徴5:高い駆動力と安定性を実現した四駆性能

bZ4Xの4WDモデルには、高性能なAWDシステムが搭載されています。
モーター駆動ならではの素早いレスポンスを活かし、路面状況に応じて前後輪の駆動力を緻密に制御し、滑りやすい路面でも安定した走行を実現します。

また、悪路走破性を高める「X-MODE」も搭載しており、アウトドアなど様々なシーンで頼もしい走りを発揮します。
bZ4Xについて詳しくはこちら

FWDと4WDで異なる走行性能

トヨタのbZ4Xは、軽快な走りが魅力の「FWD(前輪駆動)」と、悪路にも強い「4WD(4輪駆動)」の2つの駆動方式が用意されており、それぞれ異なる走行性能を持っています。

どちらもBEVならではの静かでスムーズな走りを基本としながら、利用シーンに合わせた最適なパフォーマンスを発揮します。

FWD:軽快で効率的な走りを実現する

bZ4XのFWDモデルは、フロントに搭載された150kWの高出力モーターが特徴です。
アクセルを踏み込んだ瞬間から即座に反応し、軽快で伸びやかな加速を体感できます。

シンプルな駆動方式のため、4WDモデルと比較して電費性能に優れており、一充電で走行できる距離が長い点も大きなメリットです。
市街地でのストップアンドゴーや、高速道路での合流など、日常のあらゆるシーンでBEVならではの心地よい走りを提供します。

主に街乗りが中心で、経済性を重視する方に適したモデルです。

4WD:悪路や雪道でX-MODEが真価を発揮する

4WDモデルは高性能のAWDシステムを搭載し、フロント・リヤともに力強いモーターを配置しています。
モーター駆動ならではの素早いレスポンスを活かし、路面状況に応じて前後輪の駆動力を緻密に制御することで、高い走行安定性を実現します。

さらに、悪路での走破性を高める「X-MODE」も搭載しています。
雪道やぬかるみなどの状況に合わせてモードを選択でき、タイヤのスリップを抑えながら安定した走行をサポートします。

ウインタースポーツやアウトドアなど、タフな環境へ出かける機会が多い方に心強い性能です。

結局どっちを選ぶべき?利用シーン別の選び方

FWDと4WDのどちらを選ぶべきか迷った際は、ご自身の主な利用シーンを基準に考えるのがおすすめです。

例えば、降雪の少ない地域にお住まいで、通勤や買い物といった街乗りがメインの方は、経済的で航続距離も長いFWDモデルが適しています。
一方、降雪地帯にお住まいの方や、キャンプやスキーなどのアウトドアレジャーを頻繁に楽しむ方は、様々な路面状況に対応できる4WDモデルが安心です。

パワフルで安定した走りを求める方にも4WDは魅力的な選択肢となるでしょう。

bZ4Xの走行性能に関するよくある質問

ここでは、bZ4Xの走行性能についてお客様からよく寄せられる質問にお答えします。

乗り心地は硬い?

bZ4Xは、BEV専用プラットフォームによる高剛性ボディと、最適化されたサスペンションにより、しなやかで快適な乗り心地を実現しています。
路面の凹凸をスムーズにいなし、不快な振動を抑えることで、全席でフラットな乗り心地を体感できます。

決して硬すぎることはなく、上質なセダンのような乗り心地を感じられるでしょう。

電費はどれくらい?

bZ4Xの電費は、ガソリン車の燃費に相当する「交流電力量消費率」で示されます。
1km走行するために必要な電力量(単位:Wh/km)を表しており、数値が小さいほどエネルギー効率が良いことを意味します。

カタログに記載されているWLTCモードでの数値は、駆動方式やタイヤサイズによって異なります。
最も効率的なFWD・18インチタイヤ装着車で111Wh/km(Gグレード)、一方で4WD・20インチタイヤ装着車では135Wh/km(Zグレード)です。

■交流電力量消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用状況(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。

雪道での走行は本当に安心?

4WDモデルに搭載されている「X-MODE」は、雪道などの滑りやすい路面で絶大な効果を発揮します。
「SNOW/DIRT」モードを選択すれば、タイヤの空転を抑えながら駆動力を適切にコントロールし、安定した発進・走行をサポートします。

最低地上高もしっかり確保されているため、多少の積雪であれば安心して走行できます。

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まとめ

トヨタbZ4Xは、BEVならではの先進的な走りと、SUVとしての頼もしさを兼ね備えた、非常にバランスの取れた一台です。
日常の運転をより楽しく、そして週末のアクティビティをより豊かにしてくれる走行性能は、多くのドライバーを満足させることでしょう。

この記事を参考に、ぜひ一度bZ4Xの走りを体感してみてください。

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