電気自動車の購入を検討する中で、トヨタの「bZ4X」に興味をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
さらに、新しく「bZ4Xツーリング」というモデルが追加されたことで、どちらを選ぶべきか迷っている方もいらっしゃるはずです。
この記事では、bZ4XとbZ4Xツーリングの具体的な違いを解説します。
最後までお読みいただくことで、ご自身のライフスタイルに最適な一台がどちらなのかを明確に判断できるようになります。
bZ4XとbZ4Xツーリングのコンセプトの違いとは
トヨタ自動車が展開するバッテリーEV(電気自動車)のbZ4Xと、新たに追加されたbZ4Xツーリングには、それぞれ異なる明確なコンセプトが設定されています。
車選びの第一歩として、まずはこのコンセプトの違いを理解することが重要です。
以下の表で、それぞれのモデルが目指している方向性を整理しています。
| 比較項目 | bZ4X | bZ4Xツーリング |
| 開発コンセプト | 街乗りをスタイリッシュに楽しむ | アウトドアやレジャーをタフに楽しむ |
| デザインの特徴 | 洗練された都会的なスタイル | ルーフレールなどを備えたアクティブなスタイル |
| 主な利用シーン | 通勤や買い物などの日常使い | キャンプやゴルフなどの遠出 |
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街乗り向けのbZ4X
bZ4Xは、日常生活での使いやすさと洗練されたデザインを両立させたモデルとして開発されました。
都会の風景に馴染むシャープなスタイリングが特徴であり、家族の送迎や日常の買い物といったシーンで活躍します。
電気自動車ならではの静かでスムーズな走りを、毎日の生活の中で快適に楽しむことができるように設計されています。
つまり、都市部を中心に活動する方にとって、非常に扱いやすいバランスの取れた一台であると言えます。
アウトドア向けのツーリング
一方でbZ4Xツーリングは、アウトドアやレジャーを存分に楽しむためのタフなモデルとして登場しました。
外観にはルーフレールが標準装備されており、SUVらしい力強さが強調されています。
自然の中へ出かける休日のドライブや、たくさんの荷物を積み込んでのキャンプなど、アクティブな使い方を想定して作られています。
このモデルを選ぶことで、電気自動車のクリーンな走りとアウトドアの楽しさを同時に満喫することが可能になります。
bZ4XとbZ4Xツーリングのサイズや荷室容量の違いは
車を購入するにあたって、日常の取り回しに影響するボディサイズや、使い勝手を左右する荷室容量は非常に気になるポイントです。
bZ4XとbZ4Xツーリングでは、車体の大きさと荷物を積める量に明確な違いが存在します。
以下の表で、具体的な数値の違いを比較しています。
| 比較項目 | bZ4X | bZ4Xツーリング |
| 全長 | 4,690mm | 4,830mm |
| 全幅 | 1,860mm | 1,860mm |
| 全高 | 1,650mm | 1,675mm |
| 荷室容量 | 441L※ | 619L |
※Zグレードにおけるアジャスタブルデッキボード下段時の数値です。グレードによって荷室容量は異なります。
■荷室容量は5人乗車時における最大値です。
■荷室容量はVDA法によるトヨタ自動車(株)の測定値です。
全長と全高が拡大
bZ4Xツーリングは、ベースとなるbZ4Xと比較して車体がひとまわり大きく作られています。
具体的には、全長が140ミリメートル長く、全高が25ミリメートル高くなっています。
全幅はどちらも1,860ミリメートルで同じであるため、細い道でのすれ違いやすさには大きな差はありません。
しかし、全長が延びたことで後部座席の頭上空間が広がり、同乗者がより快適に過ごせるよう工夫されています。
荷室容量が大幅に増加
最も注目すべき違いは、荷室容量の大幅な増加です。
bZ4Xの最大荷室容量が441Lであるのに対し、bZ4Xツーリングは619Lと約1.4倍に拡大されています。
具体例を挙げると、ゴルフバッグを積む場合、bZ4Xでは3個が目安となりますが、bZ4Xツーリングであれば4個※を余裕で積載することができます。
※9.5インチゴルフバッグ。ゴルフバッグの形状によっては収納できない場合があります。詳しくは実車にてご確認いただくか、トヨタモビリティ帯広のスタッフにお尋ねください。
たくさんのキャンプ道具や大型のスーツケースを運ぶ機会が多い方にとって、この広さは非常に心強い機能です。
■荷室容量は5人乗車時における最大値です。
bZ4XとbZ4Xツーリングの走行性能や航続距離の違いは
電気自動車を検討する上で、走行性能や一回の充電で走れる距離は、安心感に直結する重要な要素です。
bZ4XとbZ4Xツーリングは、どちらも優れた電気自動車ですが、モーターの出力などに違いがあります。
以下の表に、走行に関する主要なスペックをまとめています。
| 比較項目 | bZ4X (Zグレード) |
bZ4Xツーリング (Zグレード) |
| 0-100km/h加速(4WD)※1 | 5.1秒 | 4.5秒 |
| システム最高出力(4WD)※2 | 252kW | 280kW |
| 一充電走行距離(航続距離) WLTCモード(FWD) |
746km | 734km |
※1. 数値はトヨタ自動車(株)の測定値です。
※2. システム最高出力はモーターの特性を考慮したトヨタ自動車(株)の測定値です。実際の出力と異なる場合があります。
■一充電走行距離は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用状況(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。
加速性能が向上
bZ4Xツーリングは、モーターの出力が強化されており、より力強い加速性能を発揮します。
静止状態から時速100kmに到達するまでの時間は、bZ4Xが5.1秒であるのに対し、bZ4Xツーリングは4.5秒へと短縮されています。
■数値はZグレード(4WD)における、トヨタ自動車(株)の測定値です。
この数値から分かるように、高速道路での合流や山道での登り坂において、よりスムーズでストレスのない運転を楽しむことができます。
力強い走りを楽しみたい方にとって、大きな魅力となります。
航続距離はほぼ同等
走行性能が向上し車体も大きくなっているbZ4Xツーリングですが、一回の充電で走れる距離はbZ4Xとほぼ同等に保たれています。
Zグレード(FWD)の場合、bZ4Xが746km、bZ4Xツーリングが734kmという数値です。
これだけの距離を走ることができれば、日常の通勤から長距離の旅行まで、途中の充電を過度に気にすることなく安心して出かけることができます。
bZ4XとbZ4Xツーリングの価格やグレード構成の違いは
購入の最終的な決断において、価格や選べるグレードの設定は避けて通れない検討項目です。
それぞれのモデルでどのような選択肢があり、どれくらいの予算が必要になるのかを把握しておく必要があります。
以下の表に、グレード展開と車両本体価格の目安を整理しています。
| 比較項目 | bZ4X | bZ4Xツーリング |
| グレード展開 | Zグレード、Gグレード | Zグレードのみ |
| 駆動方式の選択 | FWD、4WD | FWD、4WD |
| 車両本体価格(税込) (Z・FWD) |
5,500,000円 | 5,750,000円 |
■価格はメーカー希望小売価格<(消費税10%込み)2026年12月現在および2026年2月現在のもの>で参考価格です。価格は販売店が独自に定めていますので、詳しくは各販売店にお尋ねください。自動車リサイクル法の施行により、リサイクル料金が別途必要となります。
選択できるグレード
bZ4Xは、装備が充実した「Zグレード」と、価格を抑えた「Gグレード」の2種類から選ぶことができます。
一方で、bZ4Xツーリングは上級仕様である「Zグレード」のみの設定となっています。
ただし、どちらのモデルでも、前輪駆動のFWDと四輪駆動の4WDを選択することは可能です。
シンプルな装備で十分と考える方や、Zグレードほど長い航続距離は必要ないという方はbZ4XのGグレードを検討するなど、ご自身の求める装備レベルに応じて選択肢が変わってきます。
車両本体価格の差額
同じZグレードの前輪駆動(FWD)モデルで比較した場合、車両本体価格には約25万円の差があります。
bZ4Xが5,500,000円からであるのに対し、bZ4Xツーリングは5,750,000円からの設定です。
この差額は、拡大されたボディサイズや広い荷室、さらには向上した加速性能といった追加価値に対する価格です。
国や自治体からの電気自動車向けの補助金を活用することで、実際の負担額はさらに抑えられる可能性があります。
bZ4XとbZ4Xツーリングはどちらを選ぶべき?
ここまで様々な項目で2つのモデルを比較してきましたが、最終的にご自身にとってどちらが最適な選択なのでしょうか。
それぞれの特徴を踏まえた上で、どのようなライフスタイルの方に合っているのかを整理します。
以下の表に、おすすめできる人の特徴をまとめました。
| おすすめのモデル | 適している人の特徴 |
| bZ4X | 街乗りがメインで、初期費用を抑えたい方 |
| bZ4Xツーリング | レジャーによく出かけ、荷物をたくさん積みたい方 |
bZ4Xが適している人
bZ4Xは、通勤や日常の買い物が主な用途であり、都市部での生活が中心の方に最適です。
都会的でスタイリッシュなデザインを好む方や、Gグレードを選んで車両価格を少しでも抑えたいと考える方に強くおすすめできます。
日常の移動手段として、電気自動車の静かさと快適さを存分に享受したいというニーズにぴったりと応えてくれるモデルです。
ツーリングが適している人
bZ4Xツーリングは、週末ごとにキャンプ場やゴルフ場へ出かけるなど、アクティブな趣味をお持ちの方に最適です。
5人乗車時で最大619L※という広大な荷室容量があれば、大きな荷物をパズルゲームのように工夫して積むストレスから解放されます。
※VDA法によるトヨタ自動車(株)の測定値です。
また、力強い加速性能とSUVらしいタフなデザインは、所有する喜びをより一層高めてくれます。
レジャーを妥協なく楽しみたい方にとって、非常に満足度の高い選択肢となります。
bZ4XとbZ4Xツーリングの違いに関するまとめ
この記事の要点をまとめます。
・bZ4Xは街乗り重視で価格を抑えた選択が可能
・bZ4Xツーリングは荷室が大幅に広くアウトドア向け
・どちらのモデルも航続距離は長く実用的である
ご自身のライフスタイルと照らし合わせながら、最適な一台を見つけるための参考にしていただければ幸いです。
