トヨタのHEVとPHEVの違いとは?あなたに合う選び方を徹底解説!
トヨタのHEVとPHEVの違いとは?あなたに合う選び方を徹底解説!
HEVPHEV
2025/10/30

「エコカーに乗り換えたいけど、ハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)って何が違うの?」
「自分の使い方に合っているのはどっちだろう?」
トヨタの車を検討する中で、このような疑問をお持ちではないでしょうか。
ガソリン価格の高騰や環境への関心の高まりから、電動車への注目はますます増しています。
しかし、種類が多くて違いが分かりにくいと感じる方も少なくありません。

この記事では、トヨタのHEVとPHEVの基本的な違いから、それぞれのメリット・デメリット、具体的な車種、そして購入をサポートする補助金制度まで、分かりやすく徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなたにぴったりの一台がきっと見つかります。

HEVとPHEV、基本的な仕組みの違いとは?

車種 動力源 外部からの充電 燃料補給
HEV エンジン + モーター 不可 ガソリンスタンド
PHEV エンジン + モーター 可能 ガソリンスタンド + 充電スポット

HEVとPHEVは、どちらもエンジンとモーターを搭載した「電動車」ですが、その仕組みには大きな違いがあります。
特に重要なポイントは「外部から充電できるかどうか」です。
この違いが、それぞれの車の特性や使い方に大きく影響します。

HEV(ハイブリッド車)の仕組み

HEVは「Hybrid Electric Vehicle」の略で、日本語では「ハイブリッド車」と呼ばれます。
ガソリンエンジンとモーターの2つの動力を効率的に使い分けることで、優れた燃費性能を発揮します。

走行中にエンジンで発電したり、ブレーキをかけた時のエネルギーを電気に変えてバッテリーに蓄えたりします(回生ブレーキといいます)。

この蓄えた電気を使ってモーターを動かし、発進時や加速時にエンジンをアシストすることで、ガソリンの消費を抑えるのです。
外部からの充電はできず、あくまでガソリンで走行する車という位置づけです。

PHEV(プラグインハイブリッド車)の仕組み

PHEVは「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」の略です。
HEVと同様にエンジンとモーターを搭載していますが、最大の違いは外部のコンセントからプラグを差し込んでバッテリーに充電できる点です。

HEVよりも大容量のバッテリーを搭載しており、充電した電力だけで数十kmの距離を電気自動車(BEV)として走行できます。
日常の買い物や通勤など、近距離の移動であればガソリンを使わずに済むことも可能です。

バッテリーの電力がなくなると、自動的にHEVとしてエンジンとモーターを併用して走行するため、長距離ドライブでも充電切れの心配がありません。

BEV(電気自動車)との違いも解説

参考として、BEV(電気自動車)との違いも見てみましょう。
BEVは「Battery Electric Vehicle」の略で、エンジンを搭載せず、100%電気の力だけで走行する車です。

走行中に二酸化炭素を一切排出しないため、環境性能が最も高いのが特徴です。

HEVやPHEVがガソリンスタンドでの給油も可能なのに対し、BEVは充電スタンドでの充電が必須となります。

HEV(ハイブリッド車)のメリット・デメリット

HEVは、従来のガソリン車に近い感覚で運転でき、優れた燃費性能を享受できるバランスの取れた車です。
ここでは、そのメリットとデメリットを具体的に解説します。

HEVのメリット

HEVの最大のメリットは、その手軽さと経済性です。
特別な充電設備を必要とせず、ガソリン車からの乗り換えでも違和感なく運転できます。

PHEVと比較して車両価格が安価な傾向にあり、豊富な車種から選べるのも魅力です。
例えば、コンパクトカーの「ヤリス」からミニバンの「アルファード」、SUVの「RAV4」まで、多種多様なライフスタイルに対応するモデルが揃っています。

HEVのデメリット

一方、デメリットとしては、PHEVやBEVと比較すると環境性能が劣る点が挙げられます。
モーターのみで走行できる距離は非常に短いため、走行中は基本的にエンジンが作動し、二酸化炭素を排出します。

また、国からの購入補助金の対象外である点も考慮が必要です(税制優遇は適用されます)。
あくまで燃費の良いガソリン車という位置づけになります。

■税金は車種・グレードにより異なる場合があります。詳しくはスタッフまでご確認ください。

PHEV(プラグインハイブリッド車)のメリット・デメリット

PHEVは、電気自動車の静かでクリーンな走りと、ハイブリッド車の長距離性能を両立した「いいとこ取り」の車です。
メリットとデメリットを理解して、自分の使い方に合うか検討しましょう。

PHEVのメリット

PHEVの最大のメリットは、普段の近距離移動は電気自動車として、遠出の際はハイブリッド車として、2つの顔を使い分けられる点です。

自宅で充電しておけば、ガソリン代を大幅に節約できます。
また、走行中にエンジンが停止している時間が長いため、非常に静かで快適なドライブが楽しめます。
災害時などには、車に蓄えた電力を家電製品に供給できる給電機能も備わっており、非常用電源としても役立ちます。

国からの補助金や税制優遇が手厚いのも大きなメリットです。

■税金は車種・グレードにより異なる場合があります。詳しくはスタッフまでご確認ください。

PHEVのデメリット

デメリットとしては、HEVに比べて車両価格が高くなる点が挙げられます。
大容量のバッテリーを搭載しているため、その分コストが上がります。

また、自宅に充電設備がない場合、その性能を十分に活かすことが難しくなります。
車両重量もHEVより重くなるため、ハイブリッド走行時の燃費は、同車種のHEVモデルに若干劣る場合があります。

あなたに合うのはどっち?HEVとPHEVの選び方

ここまで解説した特徴を踏まえ、どのような人にHEVとPHEVがそれぞれおすすめなのかをまとめました。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせてみてください。

HEVがおすすめな人の特徴

自宅に充電設備を設置するのが難しい方:集合住宅にお住まいの方など、充電環境の確保が難しい場合はHEVが現実的な選択肢となります。
初期費用を抑えたい方:PHEVよりも車両価格が安価なため、購入時の負担を軽減できます。
長距離運転がメインの方:高速道路などを利用した長距離移動が多い場合、ハイブリッド走行の燃費メリットを活かせます。
たくさんの車種から選びたい方:トヨタはコンパクトカーからSUV、ミニバンまで幅広いHEVのラインナップを揃えています。

PHEVがおすすめな人の特徴

自宅に充電設備を設置できる方:PHEVのメリットを最大限に活かすための必須条件です。
毎日の走行距離が短い方(50km圏内など):通勤や買い物などの日常利用がメインであれば、ほとんどガソリンを使わずにEV走行だけでカバーできる可能性があります。
最新の技術や環境性能を重視する方:よりクリーンで静かな走りを求める方や、災害時の給電機能に魅力を感じる方におすすめです。
補助金などを活用して賢く購入したい方:国や自治体の補助金制度を利用することで、HEVとの価格差を縮めることができます。

■税金は車種・グレードにより異なる場合があります。詳しくはスタッフまでご確認ください。

トヨタの人気HEV・PHEV車種を紹介

トヨタは、世界をリードするハイブリッド技術を活かし、多種多様なHEVとPHEVをラインナップしています。
ここでは代表的な人気車種をご紹介します。

HEVのおすすめ車種

トヨタのHEVは、あらゆるニーズに応える豊富なラインアップが魅力です。
ここでは、そのなかからいくつかピックアップしてご紹介します。

車種 ボディタイプ 特徴
ヤリス コンパクト 非常に優れた燃費性能と、軽快な走りを両立。街乗りに最適です。
プリウス セダン HEVを世に広めた先駆者。最新モデルはスポーティーなデザインと走りで人気です。
シエンタ ミニバン コンパクトなボディながら、3列シートで7人乗りも可能。ファミリー層に支持されています。
ハリアー SUV 上質で洗練された内外装が魅力の都市型SUV。静粛性も高く、快適なドライブを楽しめます。

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PHEVのおすすめ車種

PHEVは、パワフルな走りと環境性能を両立したモデルが揃っています。

車種 ボディタイプ 特徴
プリウス PHEV セダン EVとしての航続距離が長く、日常のほとんどを電気だけで走行可能です。 スタイリッシュなデザインも魅力です。
RAV4 PHV SUV SUVならではの力強い走りと、圧倒的なパワーを両立。アウトドアレジャーにも最適で、給電機能も活躍します。
ハリアー PHEV SUV ハリアーの上質さに、PHEVならではの力強く滑らかな加速性能をプラス。まさにプレミアムな一台です。
クラウンスポーツ PHEV SUV スポーティーで美しいデザインと、爽快な走りが特徴。デザインも走りも妥協したくない方におすすめです。

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購入前に知っておきたい補助金や税金の制度

電動車の購入時には、国や自治体による補助金や税金の優遇措置が受けられます。
これらを活用することでお得に購入できる可能性があります。

HEVが対象となる税優遇

HEVは、購入時に「エコカー減税」と「環境性能割」という税金の優遇措置が適用されます。
エコカー減税は、燃費基準の達成度に応じて自動車重量税が減税される制度です。

環境性能割は、車の購入時にかかる税金が、燃費性能に応じて非課税または割引になる制度です。
これにより、ガソリン車に比べて初期費用を抑えることができます。

PHEVが対象となる補助金と税優遇

PHEVは、HEVと同様の税制優遇に加え、国からの「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象となります。

車種によって金額は異なりますが、数十万円単位の補助金が交付されるため、車両価格の高さをカバーする大きな助けとなります。
さらに、お住まいの自治体によっては独自の補助金制度を設けている場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

■税金は車種・グレードにより異なる場合があります。詳しくはスタッフまでご確認ください。

まとめ

今回はトヨタのHEVとPHEVについて、その違いと選び方を解説しました。
HEVは、充電設備がなくても優れた燃費性能を手軽に享受できるバランスの良さが魅力です。

一方でPHEVは、自宅に充電設備があれば日常のほとんどをEVとして走行でき、経済的かつ環境に優しいカーライフを実現できます。
ご自身のライフスタイルや価値観、そして予算などを総合的に考慮し、後悔のない一台を選びましょう。
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