
ファミリー層から絶大な人気を誇るトヨタのミニバン「ヴォクシー」。
その魅力は、なんといっても広々とした快適な車内空間にあります。
しかし、「実際のところ、どれくらい広いの?」「シートアレンジは簡単にできる?」「荷物はたくさん積める?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヴォクシーの車内空間に焦点を当て、具体的な寸法から多彩なシートアレンジ、便利な収納機能まで、あらゆる角度から徹底的に解説します。
ヴォクシーがあなたの家族にとって最適な一台かを見極めるお手伝いをいたします。
ヴォクシーの車内空間はどれくらい広い?
ヴォクシーの室内は、家族みんながゆったりと過ごせるように設計されています。
まずは数値でその実力を確認していきましょう。
具体的な室内寸法をチェック
ヴォクシーの室内寸法は、室内長2,805mm、室内幅1,470mm、室内高1,405mmです(社内測定値)。
この数値だけではイメージしにくいかもしれませんが、大人でも足を伸ばしてくつろげるほどのスペースが確保されています。
特に、2列目シートは超ロングスライドが可能で、足元の空間を最大限に広げることができます。
【項目】 | 【数値】 |
室内長 | 2,805mm |
室内幅 | 1,470mm |
室内高 | 1,405mm |
■数値は社内測定値です。
ヴォクシーの内装の特徴は?
ヴォクシーの魅力は広さだけではありません。
ドライバーも同乗者も満足させる、質感の高い内装も特徴です。
未来感のあるコックピット周り
運転席に座ると、まず目に飛び込んでくるのが先進的なデザインのコックピットです。
視認性に優れたオプティトロンメーターと、大型のディスプレイオーディオ※1が配置され、運転に必要な情報を最小限の視線移動で確認できます。
これにより、ドライバーは運転に集中でき、安全性の向上にもつながっています。
【装備】 | 【特徴】 |
オプティトロンメーター | 高精細カラーTFT液晶画面を搭載し、多彩な情報を表示 |
ディスプレイオーディオ※1 | 上方配置で見やすく、スマホ連携機能も充実 |
※1. 10.5インチはS-Zに標準装備、S-Gにメーカーオプション。S-Gは8インチが標準装備。
グレードによる内装の違い
ヴォクシーには「S-Z」と「S-G」の2つのグレードがあり、どちらもブラックを基調としたシックな内装です。
「S-G」は上級ファブリックシートを採用した快適な座り心地、上級グレードの「S-Z」では合成皮革とファブリックを組み合わせた上質なシートが採用され、より高級感のある空間を演出しています。
使い勝手は?多彩なシートアレンジを紹介
ミニバンの真骨頂ともいえるのが、多彩なシートアレンジです。
ヴォクシーは乗車人数や荷物の量に合わせて、室内空間を自由自在に変化させることができます。
【7人乗り】キャプテンシートでゆとりの空間
7人乗り仕様の2列目シートには、独立したキャプテンシートが採用されています。
このシートは、745mmもの「ストレート超ロングスライド」が可能で、まるでリビングのソファのように足を伸ばしてくつろげます。
また、左右のシート間が通路になっているため、2列目から3列目へのウォークスルーもスムーズです。
【8人乗り】ベンチシートで使い方いろいろ
8人乗り仕様には、6:4分割チップアップシートのベンチシートが採用されています。
こちらも705mmの超ロングスライドが可能で、広々とした足元空間を確保できます。
また、シートをチップアップして前方へスライドさせれば、3列目への乗り降りがしやすくなるだけでなく、大きな荷物を積むためのスペースを作り出すことも可能です。
フルフラットで車中泊も可能
2列目と3列目のシートを倒せば、広大なフルフラット空間が出現します。
これにより、車中泊や長時間の休憩も快適に過ごせます。
マットなどを敷けば、より快適なベッドスペースを作ることができ、アウトドアレジャーの可能性を大きく広げてくれるでしょう。
収納スペースは十分?荷室の広さをチェック
家族での外出は、何かと荷物が多くなりがちです。
ヴォクシーは、そんなニーズに応える大容量の収納スペースを備えています。
通常時のラゲージスペース
3列目シートを使用した状態でも、日常の買い物には十分なラゲージスペースが確保されています。
スーパーでのまとめ買いや、子どもの習い事の道具などを積む際にも困ることはありません。
【シート状態】 | 【特徴】 |
3列目シート使用時 | 日常使いに十分な容量を確保 |
2列目シートまで使用時 | 乗車人数と荷物の積載性を両立 |
3列目シート格納時の広さ
さらに大きな荷物を積みたい場合は、3列目シートを左右に跳ね上げて格納します。
操作は簡単で、女性一人でもスムーズに行えます。
この状態にすれば、ベビーカー、キャンプ用品といった大きな荷物も余裕で積み込むことができ、自転車も積むことができます※。
※荷物の大きさや形状によっては積みこめない場合がございます。詳しくは販売店にて実車で確認するか、スタッフまでお尋ねください。
大容量の床下収納も魅力
ヴォクシーの荷室には、「スーパーラゲージボックス」と呼ばれる大容量の床下収納も備わっています。 スーツケースや高さのある荷物もすっきりと収納できる便利なスペースです。
デッキボードを開けたまま固定できるフックも付いており、荷物の出し入れがしやすい工夫もされています。
家族に優しい乗降性
小さな子どもやお年寄りがいる家庭では、車の乗り降りしやすさも重要なポイントです。
ヴォクシーは、誰もが快適に乗降できる工夫が随所に施されています。
大きなスライドドア開口部
スライドドアの開口部は幅780mmと広く、ラクな姿勢で乗り降りができます。
さらに、ハンズフリーデュアルパワースライドドアをオプションで選択すれば、キーを携帯している状態でフロントドア下側のセンサーに足先をかざすだけで、スライドドアが自動で開閉します。
両手が荷物でふさがっている時に非常に便利な機能です。
子どももお年寄りも安心のユニバーサルステップ
助手席側のパワースライドドアには、全車にメーカーオプションで「ユニバーサルステップ」を装着できます。
ドアの開閉に連動してステップが出現し、地上高約200mmと低い位置から乗り込めるため、小さなお子様やお年寄りも安心して乗降できます。
また、Bピラーには、子どもでも握りやすい高さにロングアシストグリップが設置されており、乗降時の安全性を高めています。
まとめ:ヴォクシーは家族みんなが快適な車内空間
ヴォクシーの車内空間は、ただ広いだけでなく、乗る人すべてのことを考えて設計された、まさに「おもてなしの空間」です。
多彩なシートアレンジや大容量の収納、そして誰もが乗り降りしやすい工夫が、家族とのドライブをより快適で楽しいものにしてくれます。
例えば7人乗り仕様なら、2列目シートを後方に大きくスライドさせることで足を伸ばしてくつろぐことが可能です。
また、パワースライドドアに連動するステップや、お子様も握りやすいグリップなど、家族に優しい配慮も随所に光ります。
この記事を参考に、ぜひ一度、実車でその魅力を体感してみてください。