ファミリー層を中心に絶大な人気を誇るトヨタのミニバン「ノア」。

広々とした室内空間や使い勝手の良さが魅力ですが、やはり気になるのは毎日の維持費に関わる「燃費」ではないでしょうか。
特に、ガソリン価格の変動が激しい昨今、車選びにおいて燃費性能は非常に重要なポイントです。

この記事では、新型ノアの燃費を徹底的に解説し、旧型ノアとの比較や燃費向上のコツもご紹介します。
ノアの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

新型ノアのカタログ燃費はどれくらい？

まず、メーカーが公表しているノアのカタログ燃費を見ていきましょう。

ノアには、モーターとエンジンを組み合わせた「ハイブリッド車」と、エンジンのみで走行する「ガソリン車」の2種類がラインナップされています。
【関連記事】ノアの特徴を徹底解説！家族に嬉しい室内空間や燃費、安全性能を紹介

ハイブリッド車の燃費

ハイブリッド車の燃費は、優れた低燃費を実現しています。
特に2WDモデルでは、WLTCモードで最大23.4km/Lという数値を達成しており、家計に優しいのが大きな魅力です。

※スペアタイヤを装着した場合、燃費はWLTCモードで21.9km/Lとなります。
■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、エアコン使用等）に応じて燃料消費率は異なります。

ガソリン車の燃費

ガソリン車も、ミニバンとして優れた燃費性能を確保しています。
車両価格がハイブリッド車に比べて抑えられているため、初期費用を重視する方におすすめです。

■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、エアコン使用等）に応じて燃料消費率は異なります。

カタログ燃費（WLTCモード）とは？

WLTCモードとは、「市街地」「郊外」「高速道路」という3つの走行モードを平均的な使用時間配分で構成した、国際的な燃費測定方法です。

従来の測定方法よりも実際の走行状況に近いため、ユーザーが燃費をイメージしやすくなりました。
しかし、それでも実際の燃費は運転スタイルや道路状況によって変動します。

カタログ燃費と実燃費に差が出る理由

カタログ燃費と実燃費に差が生まれる主な理由は、走行環境の違いにあります。
例えば、エアコンの使用、急なアクセルやブレーキの多用、渋滞の多い市街地での走行、乗車人数や荷物の量などは、いずれも燃費を悪化させる要因となります。

カタログ燃費は一定の条件下で測定された数値であるため、実際の多様な運転状況では差が出てしまうのです。

旧型ノアとの燃費を比較

トヨタのハイブリッド技術は常に進化を続けています。
ここでは、旧型ノアと新型ノアの燃費性能を比較してみましょう。

■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境（気象、渋滞等）や運転方法（急発進、エアコン使用等）に応じて燃料消費率は異なります。

新型ノアは、旧型である80系と比較してプラットフォームやハイブリッドシステムを一新したことにより、燃費性能が大幅に向上しています。

特にハイブリッドモデルでは、WLTCモードで約4km/Lも改善されており、技術の進化が見て取れます。
【関連記事】ノアの燃費は本当に良い？ハイブリッド車とガソリン車の違いを徹底解説！

燃費だけではない！新型ノアの3つの魅力

ノアの魅力は優れた燃費性能だけではありません。
ファミリーカーとして選ばれる理由となる、代表的な3つの魅力をご紹介します。

広々とした快適な室内空間

ノアの最大の魅力の一つは、広々として快適な室内空間です。
特に2列目シートは、ロングスライド機構によって足を伸ばしてくつろげるほどのスペースを確保できます。

また、乗り降りのしやすさも考え抜かれており、小さなお子様やお年寄りも安心して利用できる工夫が満載です。
【関連記事】ノアの車内空間は想像以上？車内や荷室の広さと使い勝手を徹底解説！

最新の先進安全性能

最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が全車に標準装備されている点も大きな魅力です。

衝突被害軽減ブレーキはもちろん、車線逸脱防止支援やレーダークルーズコントロールなど、多様な機能でドライバーをサポートし、家族の安全なドライブを守ります。
【関連記事】ノアの安全性能は本当に高い？最新のToyotaSafetySenseや公的評価を徹底解説！

使い勝手の良い便利な機能

パワースライドドアや、バックドアの開閉を任意の位置で止められる機能など、日常生活での使い勝手を向上させる便利な機能が豊富に用意されています。

家族での買い物やレジャーなど、様々なシーンでその便利さを実感できるでしょう。

ノアの燃費をさらに良くする運転のコツ

車の燃費は、少しの工夫で向上させることができます。
ここでは、誰でも簡単に実践できる燃費向上のための運転のコツを3つご紹介します。

穏やかなアクセル操作を心がける

燃費を良くするための最も基本的なポイントは、穏やかなアクセル操作です。
「ふんわりアクセル」を意識し、急発進や急加速を避けるだけで、燃料の消費を大幅に抑えることができます。

時間に余裕を持って、スムーズな運転を心がけましょう。

不要なアイドリングを避ける

荷物の積み下ろしや待ち合わせでの駐車中など、短時間でもエンジンを停止する習慣をつけることが大切です。

環境省によると、10分間のアイドリングで約130ccの燃料を消費すると言われています。

タイヤの空気圧を定期的にチェックする

タイヤの空気圧が低下すると、路面との抵抗が大きくなり、燃費が悪化する原因となります。

月に一度はガソリンスタンドなどで空気圧をチェックし、適正な値に保つようにしましょう。
安全走行のためにも非常に重要です。

まとめ

トヨタ・ノアは、クラストップ※の優れた燃費性能を誇る一台です。
特にハイブリッドモデルは、日々のガソリン代を大きく節約してくれるでしょう。

※コンパクトキャブワゴンクラス。2022年1月現在、トヨタ自動車（株）調べ。

もちろん、ノアの魅力は燃費だけでなく、広い室内空間や最新の安全性能、そして使い勝手の良さにもあります。
この記事で紹介した情報を参考に、ご自身のライフスタイルにノアが合っているか、ぜひ検討してみてください。